2016年10月24日

業界最大手脱毛サロン・ミュゼプラチナム 「人手不足で休憩取れない」 労基署が是正勧告

この間、エステ・ユニオンへは、業界最大手脱毛サロン「ミュゼプラチナム」で働く方からたくさんの相談が寄せられており、会社に対する未払い賃金の請求をはじめ、労働条件の改善を会社に対して求めています。そしてこの度、横浜市内のミュゼプラチナムの店舗での労働基準法違反に対し、横浜北労働基準監督署から是正勧告(行政指導)が出ました。勧告の内容は以下です。

◇是正勧告の内容
第24条 賃金の支払
→休憩中の労働に対する賃金が支払われなかった(全額支払い原則に違反)
第34条 休憩
→休憩が法律通り取れていなかった
第37条 時間外、休日及び深夜の割増賃金
→休憩中の労働に対する割増賃金の支払いがされていなかった
第106条 法令等の周知義務
→就業規則の周知義務違反があった

◇サロンでの労働環境
同サロンでは、人手不足のために休憩中であっても電話対応や来客対応をしなければならず、また、休憩中に業務時間内にできなかったカルテ記入をしていました。休憩時間が削られる上に、働いた時間に対する賃金は出ませんでした。同サロンで働くBさんはこうした状況に疑問を抱いて、ユニオンに相談をしました。
当初、ユニオンを通じて会社へ改善を申し入れたところ、会社側の返答は、「(従業員が)自身の勝手な判断で休憩等に作業をしても、残業(ユニオン注:労働)と認定はできません」などというものでした。そこで、Bさんはユニオンのサポートを受けて労働基準監督署に通報(申告)を行い、今回の是正勧告が出されました。

労働基準法第34条では、使用者は労働者に対して、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければならないと定めています。つまり、従業員が休憩を法律通り取得できるように労働環境を整えることは会社の義務であるということです。また、休憩は自由な時間でなければならず、休憩中に業務をした場合にはその分「1分単位」で賃金を支払わなければなりません。会社には、「従業員が勝手に働いた」などという言い逃れをするのではなく、人手不足で余裕のない状況を早急に解消するように強く求めます。

◇ミュゼプラチナムで働く方へ
 みなさんのサロンでは、休憩をきちんと取ることができていますか? 休憩中に電話対応や来客対応、カルテ記入などの業務を行うせいできちんと休めない、というのは違法ですので、会社に改善を求めることが可能です。その際、休憩中に作業をしたことが分かる記録(手書きのメモ、写真、業務指示のメールやLINEなど)を残していると、非常に役に立ちます。
 また、休憩以外にも未払い賃金がある、有休がとれないなど、労働条件に関してお困りのことがありましたら、お気軽にエステ・ユニオンンへご相談ください。

◇未払い賃金がある方は会社へ請求することができます
ミュゼプラチナム(当時はジンコーポレーション)では、2015年8月まで賃金計算が15分単位でされていたため、切り捨てになった分が未払いとなっており、2015年8月以前に働いていた方は過去の未払い賃金を請求することができます。エステ・ユニオンから請求すれば会社もすぐに対応をしますので、詳しくお知りになりたい方はお気軽にユニオンへご連絡ください。請求の時効は2年となっており、時間が経つと請求額が減ってしまうため、お急ぎください。

下記ブログ記事もご参照ください。
【ミュゼプラチナム従業員の方へ】エステ・ユニオンから未払い賃金を請求すると会社が支払いに応じます!

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当ユニオンへのご相談やお問い合わせは、下記のご連絡先までお気軽にどうぞ
TEL:0120−333ー774(平日17〜22時/土日祝12時〜22時)
Mail:info@esthe-union.com
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posted by エステ・ユニオン at 15:42 | 活動報告

2016年10月12日

エステサロン「エルクレスト下北沢店」に追加で労基署の是正勧告が出ました!

〈追記:本件は、使用者と組合との団体交渉の結果、2016年12月20日に円満解決いたしました。現在では、同サロンにおける以下の労働問題は改善されています。〉

 現在、エステ・ユニオンではエステサロン「エルクレスト下北沢店」と団体交渉を行っています。元従業員のAさん、Bさんの2人は、未払い賃金の支払い、一方的に減額した給与の返還、違法に天引きした研修費の返還などを求めています。
 同サロンのオーナーは団体交渉の申し入れ後、Aさんに対して事実無根の言いがかりをつけて損害賠償請求をすると通知したり、平日には休憩を2時間取れていたと主張したりと、反省している様子が全く感じられません。

※詳細は下記ブログ記事を参照ください。
「労働基準法違反で労基署も是正勧告〜エステサロン「エルクレスト下北沢店」と団体交渉を行っています!」

 同サロンの労働基準法違反に対しては、渋谷労働基準監督署からも是正勧告が出ていることは上記ブログ記事でもお伝えしましたが、その後、さらに違法が認められ、是正勧告が追加で出されました。

◇すでに出されていた是正勧告
@労基法24条違反(賃金支払い) 「研修費、化粧品代の違法な天引き」
A労基法32条違反(労働時間) 「36協定を締結せずに残業をさせていた」
B労基法37条違反(時間外の割増賃金) 「残業代を支払っていなかった」
C最低賃金法4条違反 「最低賃金を下回る時給800円の給与設定」

◇追加で出された是正勧告
D労基法34 条(休憩) 「休憩を1 時間取れていない」
 1日の労働時間が6時間を超えるときは45分以上、8時間を超えるときは1時間以上の休憩時間を労働者に与えなければいけません。しかし、同サロンではスタッフは仕事に追われるために休憩をきちんと取ることができませんでした。

E労基法91 条違反(減給制裁の制限) 「法律の制限を超えて減給していた」
 減給の制裁は、1回の制裁事案につき平均賃金の半額を超えてはいけませんが、同サロンではこの規定を超えた額を減給していました。

 エステティック業界で働く人にとっては、休憩が取れない、売上実績に応じて減給されるなどは、「よくあること」かも知れません。けれども渋谷労働基準監督署が指摘したように、これらは明確な違法行為です。休憩を取ることができず働いた時間に対しては時間外労働手当を、違法に減給された分は返還を求めることができます。
 オーナーには、労基署の勧告を真摯に受け止めるとともに、元従業員の声に耳を傾け、誠実に対応を行ってほしいと思います。

◇おまけ
今日は「エルクレスト下北沢店」と同じ系列の他店舗を周りました。同サロンの労基法違反の問題についてお伝えし、オーナーが法律をきちんと守り、元従業員に誠実に対応してもらえるよう、同じ系列店の立場からも働きかけてほしいとお願いをしてきました。
ユニオンメンバーの説明をじっくり聞いてくださる店舗スタッフの方もいらっしゃり、お忙しい中、本当にありがとうございました。

チラシ.png
他店舗の方にお渡ししたチラシ

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posted by エステ・ユニオン at 20:05 | 活動報告