2017年04月23日

「エステティックサロンさくら」との交渉報告A〜会社は元従業員の訴えに誠実に対応してください!〜

 現在、都内にある「エステティックサロンさくら」の元従業員2人とエステ・ユニオンは、長時間労働、未払い賃金、求人詐欺等をめぐって、サロンを運営する株式会社ベルフェムと話し合いをしています。

「エステティックサロンさくら」のホームページ
さくらHP.png


◆サロンでの労働問題
・長時間労働
 おおよそ朝9時半〜夜21時半ごろまでの長時間労働をしていました。
・休憩未取得
 忙しくて休憩を1日1時間取ることができませんでした。
・未払い賃金
 早出、休憩労働、残業をしているのに時間外労働手当が全く支払われていませんでした。
・求人詐欺
 求人の表記と実際の労働条件が違っていました。
※詳細は以下の記事をご覧ください。
「エステティックサロンさくら」は求人詐欺をやめてください! 残業代不払いで労基署から是正勧告も

 会社とは昨年11月以降、4回も話し合いを行っていますが、残念ながらいまだに解決していません

 私たちは現在、タイムカードの記録を労働時間と認めるかどうかや、残業代の支払いに応じるのかどうかについて、会社に対して最終的な回答を求めていますが、会社はこの間、約束していた回答期限を何度も引き延ばすという対応を続けています。会社はよっぽど残業代を支払いたくないようです。本当に不誠実すぎて憤りを感じます。

 昨年末、品川労働基準監督署は会社に対して労働基準法違反の是正勧告(行政指導)を出しました。驚くべきことに、会社は労働基準監督署からの改善指導にも、いまだに従っていません。是正勧告が出てからもう4ヶ月が経とうとしているのにです。

 普通、是正勧告を受けた会社は、違法な労働環境を改善して労基署に対して改善報告を提出するよう求められます。けれども、担当の労働基準監督官によると、こちらの会社は改善報告の期限を何度も破り、的外れで不十分な「改善」報告を繰り返しているのだそうです。
 行政からの指導であろうと平然と不誠実な対応をするとは、いったいどういう神経なのか全く理解できません。

 会社は、元従業員からの訴えをきちんと受け止めて、これまでの違法な労務管理について反省し、労働環境の改善と未払い賃金の支払いに早急に対応すべきでしょう。
 エステ・ユニオンは、問題の解決を目指してこれからも会社に対して働きかけていきます。今後の動きにもぜひご注目ください。

◆みなさんのサロンでは労働環境の問題はありませんか?
 エステ・ユニオンでは、エステティック業界で働く方の労働相談を受け付けています。少しでも気になることがあれば、お気軽に下記の連絡先へお問い合わせください。相談は無料、秘密は厳守します。

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posted by エステ・ユニオン at 18:10 | 活動報告

2017年04月19日

ダンディハウス/ミスパリとの話し合いが解決しました!

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 ダンディハウス/ミスパリを運営する(株)シェイプアップハウスの元従業員のBさん(20代、女性)の事件が解決しましたので、報告をさせていただきます。Bさんは、定時の前と後に30分から1時間ほど業務を行っており、休憩も1時間取れず、多い月では月64時間残業という長時間労働をしていました。しかし、それに対する残業代は一部しか支払われておらず、未払いの賃金は過去2年間で約155万円にも達していました(※ユニオン計算)。
 Bさんとは、昨年、会社の労働基準法違反に対して出ました是正勧告について、厚生労働省で記者会見をしまし、NHKをはじめとした多くのメディアで報道されました。当時の記事はこちらをご参照ください(「業界大手「ダンディハウス/ミスパリ」へ労基署が是正勧告を出しました!」http://esthe-union.sblo.jp/article/177713403.html)。

(1)Bさんの労働環境の問題
@長時間労働(1日の流れ)
 平日は定時の前後でおおよそ30分(土日は忙しいので前後1時間)ほど定時外の業務をしていました。具体的には、定時前に、朝準備、お客への対応検討、1日の予約の確認、レジの現金合わせ(昨晩とのズレを確認)などを行っていました。また、早朝に勉強会を行うこともありました。  
 定時後には、お客様の延長対応、締め作業、1日の在庫確認(全部の商品のズレを確認)、顧客カルテの記入などを行っていました。

A労働時間記録の偽装
 昨年6月までは、パソコンに労働時間を入力する形式で労働時間管理がなされていましたが、上司が他の従業員の分をまとめて入力しており、Bさんが他の従業員の分も代わりに入力していたこともありました。また、形式的に月末に店舗の開店時間をまとめて入力していたため、実際の労働時間を反映していませんでした。
 昨年6月以降は、バーコード型の勤怠管理システムが導入されましたが、定時2、3分前になるとサロンにある会社の携帯電話のアラームが鳴り、後輩スタッフが他の従業員のカードを集めて定時とほとんど変わらない時間に打刻させられていました。しかし、実際にはその後も業務に従事していたため、結局実際の労働時間で打つことができませんでした。

B休憩未取得
Bさんは、休憩時間中もサロンから出られず、休憩中に電話対応、後輩の質問に答える、顧客カルテの記入などの業務をしており、1日平均30分ほどしか休憩を取ることができませんでした。

C賃金未払い
 上記のように、早出・休憩・残業などの時間外労働が発生していましたが、時間外労働に対する賃金はほとんど払われていませんでした。稀に、定時よりかなり遅くまで残業をした場合に限って、30分や60分など大まかな時間数を30分単位で残業として上司が申請させくれたことがありましたが、それ以外は基本的に残業代は払われませんでした。

(2)労働基準監督署からの是正勧告(行政指導)
 以上のようなBさんの労働環境に対して、静岡労働基準監督署は、労働基準法違反として是正勧告をしています。国もダンディハウス/ミスパリの労働環境について明確に法律違反であると認めています。

@1日8時間以上の労働に対して残業代が支払われていないこと
労働基準法34条違反(休憩時間の未取得)

A休憩時間が法定通り1時間取得できていないこと
労働基準法37条違反(時間外・休日・深夜の割増賃金)

(3)円満解決・Bさんのコメント
 Bさんの事件については、この間、団体交渉(話し合い)を継続してきました。そして、今年3月にBさんが納得できる水準で、会社と早期円満解決をするに到りました。以下、Bさんのコメントです。

・美容の仕事を選んだのはなぜですか? 
 私は、母親など人にマッサージをしたりするのが好きで美容の専門学校に入学することを決めました。この会社を選んだのは、名前が有名で、技術も効果も、そして労働環境もちゃんとしていると思ったので、学校の紹介で入社を決めました。

・入社してみてどうでしたか?
 働いてみて、最初は、違法であったり過酷な労働環境に気づかず、「社会人は大変だなぁ」くらいに思って働いていました。しかし、会社の同期で集まった時に、店舗によって労働環境が全然違ったので、おかしいなと引っかかりを覚えました。さらに、他の業界で働いている友達と仕事の話になったときに、「さすがにその会社やばいよ」と言われて、やっぱり会社のやっていることはおかしいと確信を持つようになりました。
 働いていて一番きつかったのは、朝から夜まで拘束時間が長いこと、忙しい時は休憩もなくご飯にもトイレにも行けないこと、お客様に無理やり必要のないコースを押し売りすることなどでした。

・ユニオンスタッフと一緒に会社と交渉してみてどうでしたか?
 会社との交渉は、本社の人事の人や会社の弁護士の方が参加され、最初は緊張しましたが、本社の人事の方は現場の実態を全然把握していなくて、驚きました。会社と交渉をする中で少しずつ現場も改善してきているということだったので、話し合いをして良かったと思いました。解決の内容も納得がいくものでした。

・会社には今後どのようになっていって欲しいですか?
私は、お客さんが良い方ばかりで、大好きだったので続けてきました。でも、3年ほど働いた頃には、同じエリアの同期はほとんど誰もいなくなってしまいました。違法で過酷な労働に耐えられなかったんだと思います。
今回、改善されて新しいルールが作られていっていると思いますが、それが守られていってほしいと思います。これまでも、本社が言ったことが、現場の上司などによって守られないことが多いので、改善を継続して言ってほしいです。

(4)ちょっとした疑問からご相談をお寄せください!
 ダンディハウス/ミスパリで働いている方で、会社改善後も問題を抱えている方はいませんか?少しでも働いていて「おかしいな」と感じるところがありましたら、ご相談や情報提供をいただけましたら幸いです。Bさん同様に解決をすることができます。
 在職中に改善することはもちろん、在職中から証拠の集め方などを相談しておいて、退職の際や退職後に会社に対して請求することも可能です。ちょっとした疑問から相談をお受けしていますので、ご検討ください。

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posted by エステ・ユニオン at 11:35 | 活動報告

2017年04月12日

ベルルミエールと労働環境改善に向けた話し合いをしています!

(1)ベルルミエールとは?
 ベルルミエール(http://www.belle-lumiere.jp/)は、従業員数約150名ほどの中規模エステ企業です。設立から今年で13年の新興企業であり、全国で約30店舗、海外にも4店舗を展開しています。
 現在、エステ・ユニオンには全国のベルルミエールで働く従業員・元従業員から多くの相談が寄せられ、会社と労働環境改善の団体交渉(話し合い)をしています。ベルルミエールで働いていたAさんの労働環境には、以下のような問題がありました。現在、Aさんは体調を崩したのちに退職をしています。

(2)ベルルミエールの労働問題
@求人詐欺(※昨年4月入社時)
 会社出している求人と実際の労働条件には、以下のような大きな乖離がありました。
・正社員募集(無期雇用)でありましたが、実際の雇用契約書では契約社員(有期雇用)でした
・給与は「月189,000円+業績休、都市手当」とありましたが、実際には固定残業代が約5万円分(45時間分)含まれていました
・勤務時間は「残業はほとんどありません(月・20時間以内)」とありましたが、実際には月20時間をはるかに超える残業をしていた
・「週休2日制(月間8〜10日)」とありましたが、実際には休日出勤をすることが多くありました

A月300時間を超える長時間労働を行わせる月があった
→国が定めた労災認定基準である「過労死ライン」は、月80時間の残業ですが、Aさんはそれを超える月100時間以上の残業を強いられました。また、それは会社が労働基準監督署に提出している36協定(残業の上限を定めた協定)も大幅に超えています。Aさんは、体調を崩す直前、18日連勤、19日連勤などの凄まじい長時間労働を続けていました。

B休憩時間を法律通り1時間取れない
→法律では、1日6〜8時間働く場合は「45分」、8時間以上働く場合は「1時間」の休憩が取れないと違法です。予約表上、休憩時間が定められていなかったり、休憩時間にお客様の対応や電話番、キャッチをしに行くなどの業務を行っていたため休憩が取れていない日がありました。

C早出・休憩・残業・休出に対する賃金が適切に支払われない
→定時前の早出出勤、休憩時間の労働、定時後の残業、に対して、法律通り「1分単位」で計算して賃金を支払っていない状況でした。

D最低賃金を割れる月があった
→Aさんは、採用は地方でされましたが、実際に働いたのは、都市部の店舗でした。採用された地域の給与設定が月給から時給を割り出すと最低賃金ギリギリであったため、異動した都市部では、最低賃金割れを起こしていました。月給制の正社員とはいえ、基本給が約15万円のため、実際に時給換算すると、ほぼ最低賃金という低賃金労働者として働かされていました。

(3)Aさんの想い
 私は、もともと、学生時代にエステに通ったことがきっかけで、人を綺麗にする仕事が素敵だと思い、美容の専門学校に入学し、エステティシャンになりました。
 ベルルミエールは、地方で求人があまりなかった中で、雇用形態、給与、休日などの待遇が良かったので学校の求人をみて応募しました。
 しかし、実際に入社して働いてからは、採用された地元の店舗ではなく、すぐに都市部の店舗で働くことになりました。雇用形態も求人と違い、正社員ではありませんでした。そして、最長で9時〜24時頃まで働くような長時間労働、いつ休日が来るかもわからない連続勤務、休憩が取れない、それなのに残業代も払われないという状況で精神的にも追い込まれました。それに加えて、お客様を綺麗にするよりは、毎日会社のために売上を作ることのプレッシャーが強く、それも辛かったです。多くの人が労働環境が悪くて、すぐに辞めていってしまい、人不足になっていました。
 会社には今回の交渉をきっかけに、従業員をもっと大切にする会社に変わってほしいです。私は新卒で入社をして頑張ろうと思っていましたが、あまりにもブラックな働き方で心身ともに限界でした。今後、美容業界で働くことを夢見る新入社員のためにも、法律を守るなど当たり前のことを当たり前にやっていってほしいです。

(4)ちょっとした疑問からご相談をお寄せください!
 みなさんのサロンでも同じような問題はありませんか?少しでも働いていて「おかしいな」と感じるところがありましたら、この機会にご相談や情報提供をいただけましたら幸いです。在職中に改善することはもちろん、在職中から証拠の集め方などを相談しておいて、退職の際や退職後に会社に対して請求することも可能です。ちょっとした疑問から相談をお受けしていますので、ご検討ください。

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posted by エステ・ユニオン at 21:22 | 活動報告

2017年03月31日

エステサロン「CLEA」に対して渋谷労働基準監督署から是正勧告が出ました!


以前に、エステサロン「CLEA」を運営する株式会社GiSELE(http://www.gisele.co.jp)の求人詐欺の問題について、ブログ記事を書きましたが(http://esthe-union.sblo.jp/article/179014607.html)、この度、会社が労働時間を適切に把握していなかったことに対して渋谷労働基準監督署から是正勧告(行政指導)が出ましたので、ご報告します。

◆是正勧告の内容
【労働基準法108条違反】
 労働基準法108条は、労働時間数、時間外労働時間数、休日労働時間数、深夜労働時間数などを会社が適切に把握することを求めています。
 今回、会社はタイムカードなどもなく、従業員の実際の労働時間を把握することをしていなかったため、是正勧告が出ました。今後は、しっかり実際の労働時間を把握し、残業が生じた場合にはその分を支払うように、定期的な労働基準監督署のチェックが入ることになりました。

◆違法な会社を改善できます!
今回の労働基準監督署の是正勧告を受けて、ユニオンでは会社に対してタイムカードなどの労働時間を把握する仕組みを導入することを求めていきます。長時間労働や残業代不払いを防ぐためには、労働時間の適切な把握が基本として大切になります。エステ業界で働かれている方で、長時間労働や残業代不払いに悩まれている方は、今回の会社同様に改善できますので、是非、エステ・ユニオンまでお気軽にご相談ください。相談無料・秘密厳守です。

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posted by エステ・ユニオン at 14:30 | 活動報告

2017年03月20日

「エステティックサロンさくら」は求人詐欺をやめてください! 残業代不払いで労基署から是正勧告も

 現在、「エステティックサロンさくら」(http://www.e-sakura.co.jp/)の元従業員であるAさん、Bさんの2人がエステ・ユニオンに加入し、求人詐欺や残業代未払い等について、会社と団体交渉を行っています。

◆「エステティックサロンさくら」の労働問題
 2人とも、民間求人サイトで「さくら」の求人を見て入社しました。けれども、入社後の労働条件は募集要項のものとは違っていました。

○勤務時間
 求人では「11:00〜20:00 ※実働8時間」とありましたが、実際には朝9時半ごろ出勤し、退勤は21時を過ぎることが普通でした。

○固定残業代
 研修期間中の給与は、求人では「月給23万円」(研修中は「月給17万円」)となっていました。
しかし、団体交渉を申し入れた後の会社の説明によると、月給の内訳は、基本給15万円、職務給4万円(研修中は2万円)、その他手当であり、職務給には残業代が含まれるというのです。
このような「固定残業代」制度は、ブラック企業による「求人詐欺」の典型的な手口であり、エステ業界にも広がっているものですが、まさしく「さくら」のやり方は求人詐欺そのものです。

<「エステティックサロンさくら」の求人サイトでの表示>
求人.png

 AさんもBさんも、職務給に残業代が含まれるなどという説明は会社側から受けておらず、契約書にも書かれていませんでした。

 また、仮に百歩譲って会社の言うように職務給が残業代であったとしても、2人の残業時間は職務給に含まれる残業時間に収まらないので、追加で残業代が支払われる必要がありました。けれども、追加の残業代が支払われたことは一度もありませんでした。

 実は、そもそも会社は労働時間管理をしておらず、残業時間をカウントしていなかったことも団体交渉で明らかになりました。タイムカードはありますが、従業員が打刻した時間をチェックすることも、毎月の労働時間を集計することもしていなかったと言うのです。

 このように、労働者に対して固定残業代について明示をしておらず、超過分の追加支払いの実態もなかったことから、固定残業代は無効であると言わざるを得ません。

※団体交渉にて上記の問題についてユニオンが指摘したことを受けて、会社側は求人表記を改めており、現在出ている求人の募集要項では固定残業代を明示した適正な表記となっています。

○休憩が取れない
 法律では、1日の労働時間が8時間を超える場合は1時間以上の休憩が取れなければいけません。そして、休憩時間は自由時間であることが原則です。
 Bさんの場合、休憩時間の初めと終わりはコースの片付け、お客様対応、準備などのために削られて、1時間の休憩を取ることができていませんでした。
 またサロンでは、休憩中に携帯電話を使ってはいけない、事務所の電話が3コール鳴ったら出る、新聞を読む、他のスタッフとコミュニケーションを取るなどのルールがあり、完全な自由時間とはなっていませんでした。

 さらに、会社側は昼の1時間休憩のほか、夕方に30分の休憩時間があると主張をしていますが、AさんもBさんも夕方30分の休憩時間など取ったことはなく、その存在すら知りませんでした。契約書にも「休憩時間 1時間」とあります。
 会社の主張は、実労働時間を少なく見せかけようとしているものだとしか考えられません。

◆労基署からの是正勧告
 会社との団体交渉と並行して、Aさんはエステ・ユニオンのサポートのもと、会社の労働環境について労働基準監督署へ通報(申告)を行いました。その後、労基署から会社に対して、残業代の不払い等について労働基準法違反の是正勧告(行政指導)が出されました。
 会社が労基法違反をしていることを行政も認めたということは非常に重いです。会社にはしっかり反省してほしいと思います。

◆団体交渉での会社の回答
 先日行った団体交渉では、AさんとBさんも参加して、働いていた当時の労働実態を話してもらい、未払い残業代の支払いや今後の改善を求めました。
 会社は、定時前後に時間外労働があったことは認めながらも、休憩が取れなかったことについては認めず、未払い残業代の支払いについても職務給に残業代が含まれているからという理由で拒もうとしています。
 これは、私たちとしては到底受け入れられない主張です。

◆団交に参加した2人の感想
Aさん:「働いてる時は、能力のない自分が悪いんだと、自分を責めていました。けれど、本当は労働環境の方に問題があって、自分が悪いわけではないと思えました」

Bさん:「団体交渉に参加して言いたいことが言えたのですっきりしたけれど、会社の主張が無茶苦茶なので、すごく隔たりがあると思いました。でも、こうして話し合いを持つのは大事だと思いました」

 会社は、「おかしい」と声を上げた元従業員からの改善の要求を真摯に受け止め、労働問題の改善と残業代の支払いに応じるべきでしょう。エステ・ユニオンは今後も会社に対して改善に向けた働きかけを行っていきます。今後の動きにぜひご注目ください。

◆同じような問題はありませんか?
 みなさんのサロンで上記のような問題がありましたら、ぜひ一度エステ・ユニオンにご相談ください。「これっておかしいのかな?」という小さな疑問でもかまいません。専門スタッフが問題を整理したり、解決方法についてアドバイスいたします。相談は無料、秘密厳守です。

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posted by エステ・ユニオン at 19:38 | 活動報告