2017年07月23日

エステ業界よくあるトラブルQ&A(1)「求人詐欺」

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 エステユニオンには、年間200件を超える労働相談が寄せられます。その中から、共通する問題をまとめ、テーマごとに解説をしていくQ&Aを連載していきたいと思います。ぜひ、労働環境に悩まれている方は、自分の環境と照らし合わせて、問題を確認し、ユニオンまでご相談いただけたらと思います。

Q、求人では、「給料21万円〜、実働8時間、社会保険あり」などと良い条件が並んでいましたが、実際に入社をしてみると、21万円のうち4万円が固定残業代で水増しされ、労働時間は残業含め12時間ほど、社会保険もありませんでした、、。

A、典型的な求人詐欺です。もとの求人の条件で働くことを求めたり、すぐに退職することが可能です。

@「求人詐欺」とは
 エステ業界は人不足のため、労働者を確保するために求人では良い条件を出して、入社の際や入社後に後出しで低い条件を出すという「求人詐欺」がとてもよく見られます。
 特に、固定残業代(残業代の定額を先に払う制度)によって求人の給料が水増しされていた、労働時間、休日制度、社会保険などが違っていたなどのトラブルが多いです。

A対処法
 求人票のスクリーンショットやコピー、面接の際の録音、内定通知書、労働条件通知書などの証拠を集め、最初の条件から後出しで低い条件を出されたことを証明できるようにしましょう。また、できる限り、低い条件を後出しで出された際には、サインなどはせず、「考えさせてほしい」などと伝えて持ち帰り、相談機関へ相談しましょう。また、仮にサインをしてしまった場合でも仕方なくサインせざるを得ない状況があるわけですから、諦めず、早期に相談機関へ相談しましょう。
 その上で、ユニオンや弁護士を活用することで、求人の条件で働くことを求めたり、もしくはすぐに退職をしたりなどが可能です。労働条件が後出しで変更された場合は、すぐにご相談ください。

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当ユニオンへのご相談やお問い合わせは、下記のご連絡先までお気軽にどうぞ
TEL:0120−333ー774(平日17〜22時/土日祝12時〜22時)
Mail:info@esthe-union.com
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posted by エステ・ユニオン at 19:14 | 活動報告

2017年07月19日

ダンディハウス/ミスパリ元店長の方の労働問題が解決しました!

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 この間、ダンディハウス/ミスパリ元店長のCさんの問題について団体交渉(話し合い)を行っていましたが、先日円満解決をしましたので、ご報告します。
※参照
「ダンディハウス/ミスパリの元店長の方がユニオンへ加入し、団体交渉をしています!」

◆Cさんからのコメント
・解決してどうでしたか?
団体交渉ではこちらの主張をなかなか認めてくれないところもありましたが、最終的には納得出来る水準で解決できたので、良かったです。

・今後の会社に望むことは?
たかの友梨店舗回り協約説明資料(完成版).jpg(クリックすると詳細が見れます)
 
 女性が中心の会社なので、より子供を産み育てて長く働ける会社になって欲しいです。特に、団体交渉でも求めましたが、たかの友梨さんがエステ・ユニオンと結んでいる、「ママ・パパ安心労働協約」をミスパリでも結んで欲しいです。
 というのも、今はミスパリでは法律のレベルしか時短勤務や残業の免除がされないので、基本的に時短勤務は3歳まで、残業の免除は6歳までです。しかし、「ママ・パパ安心労働協約」では、時短勤務は6歳まで、残業免除は12歳までと法律をかなり上回るもので、子供と一緒にいる時間を多く持てますし、素晴らしいと思います。
 3歳で時短勤務が終わってフルタイム勤務といっても、実際にはまだ子供が小さく、フルタイム勤務は難しいので、退職を選択してしまう従業員もいます。女性活躍がさけばれる社会にもなってきているので、さらに子育てとの両立がしやすい労働環境の整備をしていって欲しいです。

◆Cさんの問題
1、労働時間について
@定時前に、朝準備(タオル作り、掃除、ベッドメイク、最初のお客様の準備、お花を生ける)、お客様の担当割り振り、1日の予定確認、コース追加の検討、レジ金合わせ(昨晩と今日の誤差確認)などの作業を行っており、30分から1時間ほど早出出勤をしていますが労働時間と認められていませんでした。
  
A定時後に、商品帳を見ながらの在庫チェック、顧客カルテの記入、締め作業(電源確認、掃除・ゴミ捨て、お花の整理、機械の片付け、メール返信、お金合わせ)などを行っており、30分から1時間ほど残業をしていますが、労働時間と認められていませんでした。
  
Bこれまでは出退勤記録については、基本的に月末に定時を入力させられていたため、実労働時間を把握されていませんでした。残業時間については、大雑把に上長が30分単位でつけていました。自身が上長の時は比較的実労働時間に近い時間で残業申請もできていましたが、結局30分単位の切り捨て入力であることには変わりありませんでした。

※会社はユニオンからの指摘及び労働基準監督署からの是正勧告を踏まえ、現在では新たな勤怠管理システムを導入し改善済みではありますが、Cさん勤務当時は労働時間を適切に把握していませんでした。

2、休憩時間について
@休憩が予約表上1時間(早番・遅番導入前は2時間)切られていない日がありますが、働いた分が労働時間と認められていませんでした。

A予約表上休憩時間になっている時間でも、サロンを出ることはできず、洗濯物をたたんだり、掃除、顧客延長・次の顧客の準備、練習、カルテ記入、電話対応などの業務をしていましたが労働時間と認められていませんでした。

3、休日について
過去に会社が行う検定・研修を休日に受けていますが、労働時間として認められていませんでした。

4、有給休暇について
これまで、ほとんど有給休暇をとることができず、上長次第で、申請が通ったり通らなかったりしていたので、従業員が有給休暇を自分の希望で取得できる環境を整備してほしいです。

5、賃金の未払いについて
早出・休憩・残業・休日の労働に対する賃金が払われていないので、支払ってください。

◆同じような問題はありませんか?
 エステ業界で働かれている方で、上記のような問題がありましたら、ぜひ一度エステ・ユニオンにご相談ください。「これっておかしいのかな?」という小さな疑問でもかまいません。専門スタッフが問題を整理したり、解決方法についてアドバイスいたします。相談は無料、秘密厳守です。

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posted by エステ・ユニオン at 16:14 | 活動報告

2017年07月15日

「日本エステティック協会」の不誠実な対応について、経済産業省、他の業界団体へ支援の要請に行きました!

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◆不誠実な対応を続ける日本エステティック協会
 一般社団法人「日本エステティック協会」(https://ajesthe.jp/)は、1972年に設立された、エステティック業界における歴史ある業界団体です。現在、エステ・ユニオンへ協会で働いていた元従業員の方が加入をされ、労働環境改善の団体交渉(話し合い)をしています。
 労働基準監督署から協会へは「労働時間を適切に把握していない点」について行政指導が今年の初旬に出されています。協会では、賃金が30分単位の切り捨てで計算されており、法律通りの1分単位の計算がなされていませんでした。しかし、協会は不払い賃金の支払いに応じず、ユニオンへ不誠実な対応を続けていたため、エステ業界を管轄し、協会とも連携をしている経済産業省や、他の業界団体であるエステティック機構エステティック振興協議会などへ協会がユニオンへ誠実に対応するよう支援の要請へ行きました。

◆経済産業省「行政指導については真摯に対応してほしい」と指摘
 エステ業界を管轄し、協会とも連携している経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課にも要請を行ったところ、担当者の方から協会の事務局長へ以下のように指摘をしていただきました。

 「協会は、エステ業界の発展、安心・安全を提供する団体にもかかわらず、内部での行政指導はよろしくないので、行政指導に対しては真摯に対応してほしい」

それに対して、協会の事務局長は以下のように回答したとのことでした。

「労働基準監督署からの行政指導については真摯に対応する。また、エステ・ユニオンに対してもしっかり対応する」

 エステティック機構やエステティック振興協議会も同様に誠実な対応をするように協会に連絡をするということをおっしゃってくれました。

◆業界団体としての責任を果たすべき
 今回、経済産業省や各業界団体へ要請をし、どの組織からも理解を示していただきました。また、協会の事務局長も、経済産業省に対しては、労働基準監督署への指導やユニオンとの交渉へ、真摯に対応するということを約束しているようですので、それを実行してほしいです。
 エステ・ユニオンでは、労働時間管理方法の改善や30分切り捨て計算の差額分賃金を請求していますが、協会はそれに応じず現在主張が平行線になってしまっています。今回は、労働基準監督署も労働時間を適切に把握していなかったことについては指導を出しているのですから、非を認めて過去の支払いや今後の改善に真摯に取り組んでほしいです。それが歴史ある業界団体の果たすべき役割ではないでしょうか。

◆ちょっとした疑問からご相談をお寄せください!
 みなさんのサロンでも同じような問題はありませんか?少しでも働いていて「おかしいな」と感じるところがありましたら、この機会にご相談や情報提供をいただけましたら幸いです。在職中に改善することはもちろん、在職中から証拠の集め方などを相談しておいて、退職の際や退職後に会社に対して請求することも可能です。ちょっとした疑問から相談をお受けしていますので、ご検討ください。

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2017年07月09日

「エステティックサロンさくら」との交渉報告D会社の不誠実な回答に交渉決裂、争議を継続しています!

先日、都内の「エステティックサロンさくら」http://www.e-sakura.co.jp/index.html)との団体交渉がありました。

さくらでは、朝9時台から夜21時台までの長時間労働、休憩を1時間取れない、残業代がいっさい支払われないなどの問題があります。
さくらの労働問題の詳細については、過去のブログ記事を参照ください。

・「エステティックサロンさくら」は求人詐欺をやめてください! 残業代不払いで労基署から是正勧告も
・「エステティックサロンさくら」との交渉報告A〜会社は元従業員の訴えに誠実に対応してください!〜
・「エステティックサロンさくら」との交渉報告B〜1店舗の全エステティシャンがユニオンに加入し、労働環境改善を求めていきます!
・「エステティックサロンさくら」との交渉報告C会社の不誠実な対応に対して抗議行動をしました!

 エステ・ユニオンには現在、従業員と元従業員の8名が加入し、過去の未払い賃金の支払いと将来的な労働環境の改善を求めて会社と話し合いをしていますが、この間、会社はユニオンと約束した回答期限を守らない労基署からの是正勧告に従わないなど、非常に不誠実な対応をし続けています。
 会社に姿勢を改めてほしい、組合員の声を真摯に受け止めてほしいという思いで、この日はたくさんの支援者も駆けつけて、会社との交渉に臨みました。

 交渉では、会社側がタイムカード上の打刻時間を実際の労働時間と認めるかどうか未払い残業代を支払うつもりがあるかどうか等が論点となっていました。
 組合員全員が出退勤のタイミングでタイムカードを打刻しており、休憩を除いて業務をしていない時間などないと証言していますが、会社側は「休んでいる時間があったんじゃないか」「全部が労働時間だとは思えない」など、根拠もなく主張するばかりでした。そして、残業代を払うつもりはないと断言したため、この日の交渉は決裂となりました。

 団体交渉の後、目黒店、代官山店の前にて会社の問題をまとめたチラシを配布したり、店舗周辺にそのチラシをポスティングしたり、店舗の近隣で営業している企業等へ会社がユニオンや当事者の方へ誠実に対応するよう支援の呼びかけのお願いをしたりするなど、宣伝活動を行いました。
 ビラを受け取られた方の中には、「たいへんですね、がんばって!」「労基署からも指導されてるし、法律は守らないとだめでしょ」などの声をかけてくださる方もいらっしゃいました。労働組合は労働組合法という法律で会社が不誠実な対応をしている場合は、宣伝活動が合法的にでき、エステのようなサービス業では社会的評価の低下は大きなダメージになります。

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代官山店前にて。たくさんのメンバーが応援に駆けつけました!

 エステ・ユニオンでは、会社が労働基準法違反を認め、これまでの未払い賃金を支払い、今後の労働環境の改善に誠実に取り組むように、様々な働きかけを行っていきます。今後の動きにもぜひ関心をお寄せいただき、ご支援・ご協力をお願いいたします。

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2017年06月20日

一般社団法人「日本エステティック協会」と労働環境改善に向けた話し合いをしています!

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◆日本エステティック協会とは?
 一般社団法人「日本エステティック協会」(https://ajesthe.jp/)は、1972年に設立された、エステティック業界における歴史ある業界団体です。2014年4月末現在、個人会員約14,000名(99.5%がエステティシャン)、法人会員約130社、認定校約145校が協会に登録しています。綱領には、「私たちは、業界の健全な発展を追求するとともに、公明正大なルールを確立して自らの協会を運営する。」とあります。
 しかし、現在、エステ・ユニオンへ日本エステティック協会で働いていた元従業員の方が加入をされ、労働環境改善の団体交渉(話し合い)をしています。また、労働基準監督署からも協会へは「労働時間を適切に把握していない点」について行政指導が出されていますが、その後もユニオンへ不誠実な交渉を続けています。Aさんの労働環境には、以下のような問題がありました。

◆日本エステティック協会の労働問題
@労働時間を30分単位で切り捨て計算している
 日本エステティック協会では、賃金を30分単位の切り捨て計算をしており、タイムカードの打刻時間で賃金を支払っていませんでした。その点について、在職中からAさんは改善に向けた指摘をしてきましたが、協会はそれを改善しませんでした。

A早出・残業に対する賃金が適切に支払われない
 @と関わりますが、定時前の早出出勤、定時後の残業に対して、「1分単位」で計算して賃金を支払っていない状況でした。

◆労働基準監督署からの是正指導(行政指導)
 労働基準監督署は、協会の「労働時間を適切に把握していない」点について、是正指導をしました。しかし、協会はユニオンに対して、タイムカードはあくまで出欠確認をする「出勤簿」の意味しかなく、労働時間を管理するものではないため、打刻時間通りに計算をして残業代を支払うことはしないという主張しています。しかし、当然Aさんはタイムカードは労働時間を管理するものと認識しており、出退勤時に打刻していました。
 エステ・ユニオンでは、労働時間管理方法の改善や30分切り捨て計算の差額分を請求していますが、協会とは現在主張が平行線になってしまっています。労働基準監督署も労働時間を適切に把握していなかったことについては指導を出しているのですから、非を認めて過去の支払いや今後の改善に真摯に取り組んでほしいです。それが歴史ある業界団体の果たすべき役割ではないでしょうか。

◆ちょっとした疑問からご相談をお寄せください!

 みなさんのサロンでも同じような問題はありませんか?少しでも働いていて「おかしいな」と感じるところがありましたら、この機会にご相談や情報提供をいただけましたら幸いです。在職中に改善することはもちろん、在職中から証拠の集め方などを相談しておいて、退職の際や退職後に会社に対して請求することも可能です。ちょっとした疑問から相談をお受けしていますので、ご検討ください。

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