2017年03月31日

エステサロン「CLEA」に対して渋谷労働基準監督署から是正勧告が出ました!


以前に、エステサロン「CLEA」を運営する株式会社GiSELE(http://www.gisele.co.jp)の求人詐欺の問題について、ブログ記事を書きましたが(http://esthe-union.sblo.jp/article/179014607.html)、この度、会社が労働時間を適切に把握していなかったことに対して渋谷労働基準監督署から是正勧告(行政指導)が出ましたので、ご報告します。

◆是正勧告の内容
【労働基準法108条違反】
 労働基準法108条は、労働時間数、時間外労働時間数、休日労働時間数、深夜労働時間数などを会社が適切に把握することを求めています。
 今回、会社はタイムカードなどもなく、従業員の実際の労働時間を把握することをしていなかったため、是正勧告が出ました。今後は、しっかり実際の労働時間を把握し、残業が生じた場合にはその分を支払うように、定期的な労働基準監督署のチェックが入ることになりました。

◆違法な会社を改善できます!
今回の労働基準監督署の是正勧告を受けて、ユニオンでは会社に対してタイムカードなどの労働時間を把握する仕組みを導入することを求めていきます。長時間労働や残業代不払いを防ぐためには、労働時間の適切な把握が基本として大切になります。エステ業界で働かれている方で、長時間労働や残業代不払いに悩まれている方は、今回の会社同様に改善できますので、是非、エステ・ユニオンまでお気軽にご相談ください。相談無料・秘密厳守です。

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2017年03月20日

「エステティックサロンさくら」は求人詐欺をやめてください! 残業代不払いで労基署から是正勧告も

 現在、「エステティックサロンさくら」(http://www.e-sakura.co.jp/)の元従業員であるAさん、Bさんの2人がエステ・ユニオンに加入し、求人詐欺や残業代未払い等について、会社と団体交渉を行っています。

◆「エステティックサロンさくら」の労働問題
 2人とも、民間求人サイトで「さくら」の求人を見て入社しました。けれども、入社後の労働条件は募集要項のものとは違っていました。

○勤務時間
 求人では「11:00〜20:00 ※実働8時間」とありましたが、実際には朝9時半ごろ出勤し、退勤は21時を過ぎることが普通でした。

○固定残業代
 研修期間中の給与は、求人では「月給23万円」(研修中は「月給17万円」)となっていました。
しかし、団体交渉を申し入れた後の会社の説明によると、月給の内訳は、基本給15万円、職務給4万円(研修中は2万円)、その他手当であり、職務給には残業代が含まれるというのです。
このような「固定残業代」制度は、ブラック企業による「求人詐欺」の典型的な手口であり、エステ業界にも広がっているものですが、まさしく「さくら」のやり方は求人詐欺そのものです。

<「エステティックサロンさくら」の求人サイトでの表示>
求人.png

 AさんもBさんも、職務給に残業代が含まれるなどという説明は会社側から受けておらず、契約書にも書かれていませんでした。

 また、仮に百歩譲って会社の言うように職務給が残業代であったとしても、2人の残業時間は職務給に含まれる残業時間に収まらないので、追加で残業代が支払われる必要がありました。けれども、追加の残業代が支払われたことは一度もありませんでした。

 実は、そもそも会社は労働時間管理をしておらず、残業時間をカウントしていなかったことも団体交渉で明らかになりました。タイムカードはありますが、従業員が打刻した時間をチェックすることも、毎月の労働時間を集計することもしていなかったと言うのです。

 このように、労働者に対して固定残業代について明示をしておらず、超過分の追加支払いの実態もなかったことから、固定残業代は無効であると言わざるを得ません。

※団体交渉にて上記の問題についてユニオンが指摘したことを受けて、会社側は求人表記を改めており、現在出ている求人の募集要項では固定残業代を明示した適正な表記となっています。

○休憩が取れない
 法律では、1日の労働時間が8時間を超える場合は1時間以上の休憩が取れなければいけません。そして、休憩時間は自由時間であることが原則です。
 Bさんの場合、休憩時間の初めと終わりはコースの片付け、お客様対応、準備などのために削られて、1時間の休憩を取ることができていませんでした。
 またサロンでは、休憩中に携帯電話を使ってはいけない、事務所の電話が3コール鳴ったら出る、新聞を読む、他のスタッフとコミュニケーションを取るなどのルールがあり、完全な自由時間とはなっていませんでした。

 さらに、会社側は昼の1時間休憩のほか、夕方に30分の休憩時間があると主張をしていますが、AさんもBさんも夕方30分の休憩時間など取ったことはなく、その存在すら知りませんでした。契約書にも「休憩時間 1時間」とあります。
 会社の主張は、実労働時間を少なく見せかけようとしているものだとしか考えられません。

◆労基署からの是正勧告
 会社との団体交渉と並行して、Aさんはエステ・ユニオンのサポートのもと、会社の労働環境について労働基準監督署へ通報(申告)を行いました。その後、労基署から会社に対して、残業代の不払い等について労働基準法違反の是正勧告(行政指導)が出されました。
 会社が労基法違反をしていることを行政も認めたということは非常に重いです。会社にはしっかり反省してほしいと思います。

◆団体交渉での会社の回答
 先日行った団体交渉では、AさんとBさんも参加して、働いていた当時の労働実態を話してもらい、未払い残業代の支払いや今後の改善を求めました。
 会社は、定時前後に時間外労働があったことは認めながらも、休憩が取れなかったことについては認めず、未払い残業代の支払いについても職務給に残業代が含まれているからという理由で拒もうとしています。
 これは、私たちとしては到底受け入れられない主張です。

◆団交に参加した2人の感想
Aさん:「働いてる時は、能力のない自分が悪いんだと、自分を責めていました。けれど、本当は労働環境の方に問題があって、自分が悪いわけではないと思えました」

Bさん:「団体交渉に参加して言いたいことが言えたのですっきりしたけれど、会社の主張が無茶苦茶なので、すごく隔たりがあると思いました。でも、こうして話し合いを持つのは大事だと思いました」

 会社は、「おかしい」と声を上げた元従業員からの改善の要求を真摯に受け止め、労働問題の改善と残業代の支払いに応じるべきでしょう。エステ・ユニオンは今後も会社に対して改善に向けた働きかけを行っていきます。今後の動きにぜひご注目ください。

◆同じような問題はありませんか?
 みなさんのサロンで上記のような問題がありましたら、ぜひ一度エステ・ユニオンにご相談ください。「これっておかしいのかな?」という小さな疑問でもかまいません。専門スタッフが問題を整理したり、解決方法についてアドバイスいたします。相談は無料、秘密厳守です。

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2017年03月07日

「求人詐欺」を早急に改善してください!エステサロン「CLEA」の求人表示の修正を求めています!

 
 エステサロン「CLEA」を運営する株式会社GiSELE(http://www.gisele.co.jp)の従業員であるAさんが、エステ・ユニオンに加入し「求人詐欺」(求人と実際の労働条件が異なる)、長時間労働、未払い賃金などの問題について、昨年末から団体交渉を行っています。特に、今回は今月から就職活動を行っている就活生及び、内定を得て4月から働き始める従業員の方に、株式会社GiSELEの問題について知ってもらえたらと思います。会社は昨年末からユニオンが求めている求人表示の修正(給与額の水増し表示等)を今になっても行わず、2018年新卒向けのリクナビにも虚偽の求人を出し続けています。

◆「CLEA」では、以下のような労働問題がありました
@給与の求人詐欺
 リクナビなどの求人(https://job.rikunabi.com/2018/company/r327971040/employ/?isc=ps342)では、「基本給(月給):200,000円〜+各種手当 ※1年目の年間平均月給は25万円です。」などと高水準の給与が表示されていますが、実際には、基本給151,000円+職務手当29,000円(固定残業代)を合わせた、合計18万円ほどの低賃金からスタートし、求人の給与額には到底及びません(Aさん入社時)。職務手当が固定残業代ということは入社まで知らされません。なお、基本給の計算は毎年の最低賃金ぴったりで計算されています。

・リクナビ求人
ジゼル求人.jpg

・入社時に渡される「雇用契約書」
ジゼル契約書.jpg

A労働時間の管理
 タイムカードなどもなく、労働時間は手書きで定時の時間を書かされます。練習や掃除、開店準備等で定時の1時間半前に来たり、片付け、練習、事務作業等で定時後に2時間近く残る日もありますが、残業申請はできません。
B休憩が60分取れない
 雇用契約書では、90分の休憩となっていますが、お客様対応、洗濯、掃除、電話対応等をしているので、法律で最低限取らないといけない60分も取れない日があります。
C残業や休憩、研修期間に対する賃金が支払われない
 残業代は全く払われていません。また、入社前の1月〜3月には実技の研修などが会社でありますが、賃金が払われません。

◆団体交渉を経てのAさんの感想
 大学でも化粧品関係の卒業論文を執筆し、美容の仕事がしたくて求人も好条件であったので、この会社に入りました。しかし、求人と実際の労働条件は違っていたし、労働時間も長く、それに対する賃金も払われませんでした。精神的にも限界で、現在は休職をしています。同期の新入社員も半数以上が1年経たず退職してしまいました。
 そのような会社のやり方はおかしいと思い、エステ・ユニオンに相談し、会社と改善に向けた話し合い(団体交渉)をしています。最初の交渉はやっぱり会社の人と会うのは怖かったし緊張しました。でも、交渉での会社側の様子を見て、もっとちゃんと調査をして回答して欲しいと思いましたし、本社は現場のことを全然把握してないんだなとがっかりしました。途中からは自分の意見も言えてスッキリしました。今回の交渉を機に、会社にはいい加減反省して従業員を大事にする会社に変わって欲しいです。

◆今後の動きにぜひご注目ください
 現在のところ、会社は私たちの指摘を受けているにもかかわらず、求人表示を変更せず、固定残業代を隠して給与を水増しした求人を出し続けています。会社が不誠実な態度を改め、真摯に要求に応じるように、今後も私たちは様々な方法で粘り強く働きかけていきます。

◆同じような問題に悩んでいる方はいませんか?
 株式会社GiSELEで働いている方で同様の問題でお悩みの方がいましたら、ぜひエステ・ユニオンまでご相談ください。環境改善をしていくことが可能です。

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2016年12月22日

新たにジェイエステティックの都内の店舗へ労働基準法違反の是正勧告が出ました!

エステユニオン相談画像.png

現在、エステ・ユニオンには全国のジェイエステティック(http://www.j-esthe.com/)で働く従業員・元従業員から多くの相談が寄せられ、会社と労働環境改善に向けた団体交渉(話し合い)をしています。11月21日のブログに書いたように、都内の店舗では既に労働基準監督署から是正勧告(行政指導)が1度出ていますが(http://esthe-union.sblo.jp/article/177762907.html)、この度、新たに別の都内の店舗の労働基準法違反に対して、労働基準監督署から是正勧告が出されましたので、ご報告します。是正勧告を受けるということは、国という公的機関が、ジェイエステティックの以下の労働問題について、明確に違法と判断し是正を求めているということです。
 同様の問題は全国の店舗でも広がっている可能性がありますので、職場の働き方に「おかしいのでは?」と疑問を感じる全国のジェイエステティック従業員の方は是非ご相談ください。本社は1度目の是正勧告後にユニオンへ改善を約束しましたが、「実際には現場では改善されていない」という連絡が多数寄せられています。

TEL:0120-333-774(平日17〜22時/土日祝12〜22時)
※上記時間外は、以下のアドレスまでメール相談をご活用ください
MAIL:info@esthe-union.com
※相談無料・秘密厳守です


◆具体的な是正勧告の内容
@休憩未取得(34条違反)
→1日6〜8時間働く場合は「45分」、8時間以上働く場合は「1時間」の休憩が取れないと違法です。また、休憩時間中に、顧客対応の延長、会計、ご案内、電話対応等を行っていた場合は、休憩時間を取れているとは言えません。

A時間外休日及び深夜の割増賃金(37条違反)
→定時前の早出出勤、定時後の残業、休日出勤等に対して、法律通りに「1分単位」で計算して割増賃金が支払っていませんでした。

◆ちょっとした疑問からご相談をお寄せください!
 みなさんのサロンでも同じような問題はありませんか?少しでも働いていて「おかしいな」と感じるところがありましたら、この機会にご相談や情報提供をいただけましたら幸いです。今の状況を働きながら改善することができます。また、在職中から証拠の集め方などを相談しておいて、退職の際や退職後に会社に対して請求することも可能です。法律違反をしているのは会社の側です。ちょっとした疑問から相談をお受けしていますので、ご検討ください。

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2016年12月16日

エステティックTBCと締結した「勤務間インターバル労働協約」の報道をまとめました!

/TBCインターバルヤフートップ.jpeg 
 12月8日に厚生労働省記者クラブにて行った記者会見の報道をまとめました。Yahoo!ニュースのトップにも掲載され、大きな反響がありました。今後、ユニオンでは、業界の同業他社にも「勤務間インターバル労働協約」の締結を求めていき、業界から長時間労働をなくしていきたいと思います。
 同業他社で働かれている方で、自分の会社でも長時間労働をなくしたいという方は、ぜひ、エステ・ユニオンまでご相談ください。一緒に改善をしていけたらと思います!

(1)共同通信
エステTBC「勤務間休息」導入組合と労働協約締結
http://this.kiji.is/179514371308193270

 労働組合「エステ・ユニオン」(東京)とエステ業界最大手のTBCグループは8日、仕事を終えてから次の仕事を始めるまでに一定の休息時間を入れる「勤務間インターバル規制」の導入を盛り込んだ労働協約を結んだ。長時間労働の抑制に有効とされ、連合も導入を求めている。

 ユニオンによると、インターバル規制の導入はエステ業界で初めて。同社の約2千人が対象となり、業務終了から翌日の出社まで9時間の休息時間を義務付ける。休息を11時間取れなかった日が月11日を超えた場合、個別に健康指導や業務変更、人事異動などを行う。

※共同通信は全国の地方紙等に記事を配信しており、以下の新聞、ネットメディアにも掲載されました。
ロイター通信、デイリースポーツ、北海道新聞、福島民報、上毛新聞、千葉日報、東京新聞、中日新聞、京都新聞、神戸新聞、福井新聞、山陰中央新報、高知新聞、徳島新聞、西日本新聞、宮崎日日新聞、長崎新聞、琉球新報

(2)産経新聞
労働協約に「勤務間休息」 エステTBCが組合と締結
http://www.sankei.com/economy/news/161208/ecn1612080022-n1.html

 労働組合「エステ・ユニオン」(東京)とエステ業界最大手のTBCグループは8日、仕事を終えてから次の仕事を始めるまでに一定の休息時間を入れる「勤務間インターバル規制」の導入を盛り込んだ労働協約を結んだ。長時間労働の抑制に有効とされ、連合も導入を求めている。

 ユニオンによると、インターバル規制の導入はエステ業界で初めて。同社の約2千人が対象となり、業務終了から翌日の出社まで9時間の休息時間を義務付ける。休息を11時間取れなかった日が月11日を超えた場合、個別に健康指導や業務変更、人事異動などを行う。

 TBCグループの長南進亮執行役員は「従業員一人一人に休息取得や労務管理の重要性を認識してもらい、インターバルの時間をさらに延長するなどエステ業界に合った規制にしていきたい」と話した。

(3)弁護士ドットコム
エステTBCが「勤務間インターバル」労働協約締結…最低9時間の休息義務化
https://www.bengo4.com/c_5/n_5443/

エステティックTBC(TBCグループ)は12月8日、労働組合「エステ・ユニオン」との間で、「勤務間インターバル労働協約」を締結したことを発表した。長時間労働を抑制するため、全社員に対し、終業から次の始業までに連続9時間の休息を義務化する。TBCによると、エステ業界での勤務間インターバルの導入は初。

協約のポイントは大きく2つ。(1)勤務間に最低9時間の休息を義務化、(2)終業が遅くなり、9時間休息すると始業時間を超えてしまうときは、始業時間から働いたものとみなす。

また、将来的にはEU並みの「休息11時間」を目指すとしており、11時間未満の日が月間11日以上になった場合は、会社が産業医面接や人事異動などの健康措置を取る。

●「大手として、業界全体の労働環境改善につなげていきたい」

この日、TBCの長南進亮人事総務部長は、ユニオンとともに厚労省記者クラブで記者会見を開き、「業界大手として、業界全体の労働環境改善につなげていきたい」と意気込みを語った。

事前に社員の労働時間を調査した結果を踏まえ、「9時間というのはそんなに大変なことではない。サービス業なので、時間管理に強い意識を持った社員が正直言って少ない面もあるので、社員の意識づけの意味合いも大きい」と話した。

一方、ユニオンの佐藤学執行委員は、「労働協約は労働組合法に定められている。会社が合意に反すれば、是正を強いられる。会社の一方的な改善宣言とは異なって、より実効性がある」と意義を語った。

TBCは今年8月にも、ユニオンとの間で固定残業代制度の明示などを盛り込んだ「ホワイト求人労働協約」(就活安心労働協約)を締結。労働環境の改善に取り組んでいる。

(4)BuzzFeed
電通事件で注目される「長時間労働」対策 エステ大手TBCが投じた一石 「退勤後、9時間は出社だめ」
https://www.buzzfeed.com/kazukiwatanabe/tbc-and-union-9hours-interval-1208?utm_term=.hm9wVwRJW2#.oh0BXBEMkW

大手エステサロン「エステティックTBC」と労働組合エステ・ユニオンは12月8日、勤務と勤務の間に9時間の休息時間(インターバル)を設ける労働協約を結んだ。厚生労働省で記者会見し、発表した。休息時間の確保で長時間労働を抑制し、ワークライフバランスを実現するねらい。対象は全国200店舗と本社の社員、合わせて約2000人。エステ業界としては初の取り組みだという。

最大手の広告代理店、電通で新入社員が過労死した事件などを受け、過労問題への意識が高まっている。そんな中、長時間労働対策の決め手と言われるインターバル規制を、エステ大手が導入することになった。

●労働協約のポイントは次の4点だ。

(1)業務終了から、次の業務開始の間に9時間の休息時間を約束する。
勤務と勤務の間に、強制的に「9時間」以上、休ませる。

(2)健康配慮措置。
もし、11時間未満の休息時間が、1カ月で11日以上になった場合、ヒアリングや人員増など、さまざまな健康配慮措置をとる。

(3)9時間の休息時間が、雇用契約の始業時間に及ぶ場合、勤務時間とみなす。
例えば、前日夜に遅くなって、9時間の休息時間が「始業時間」に食い込んだら、休んでいてOK。働いていなくてもお金が支払われる。

(4)遵守できなければ、組合と協議の上、改善する。
最終的にはEUの規制である11時間の休息時間の確保を目指す。

●3月に労働基準監督署から是正勧告

TBCは今年3月、違法な長時間労働や残業代の未払いがあったとして、労働基準監督署から是正勧告を受けた。

同社によると昨年以来、環境改善に力を入れており、現在は残業時間の自己申告制をやめ、ICカードで残業時間を管理するシステムを導入中だという。

同社の標準的な勤務スタイルは現在、午前10時45分〜午後8時15分。休憩は90分。実働8時間で、月平均の残業時間は20時間強となっている。

●「エステ業界は長時間労働を招きやすい構造がある」

エステ・ユニオン執行委員の佐藤学さんは会見で、次のように話した。

「エステ業界では、人出不足が深刻化している。客の都合に合わせなければならないこともあり、長時間労働を招きやすい構造がある。これは、業界全体の課題となっている」

「単なる約束と違って、労働協約は違反すると労組法違反になる。協約を結ぶ意義は大きい」。

2014年には同じくエステ大手の「たかの友梨」もマタハラや長時間労働問題が発覚し問題視された。同社は翌年、産休を取得しやすい労働協約を結んでいる。

エステ・ユニオンは現在、業界およそ50社に組合員がいるといい、このような取り組みを他社にも広げていきたいと話していた。

●「大手としての務め」

エステティックTBCを運営するTBCグループ執行役員の長南進亮さんは、次のように話していた。

「9時間のインターバル確保は、そんなに大変なことではない。長時間労働の心配なく働ける業界にすることが、大手としての務めだと考えている」

「時間管理をあまり意識していない若いスタッフが多い業界で、これまで労務管理が現場任せになっていたところがあった」「労務管理の意識・知識を、会社全体としてアップしていきたい」

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